島にいないはずの動物
海を渡って

東北では熊の出没が増えており社会問題となっていますね。宇久島には熊はいませんが、数年前から猪の被害が増えています。

そもそも宇久島には猪はいなかったそうで、どうやって移入してきたのか不思議に思っていたら、なんと平戸から泳いできたそうです。その距離約24km…

それこそどうやって泳いできたん!?て思いますが、とある漁師さんがその現場を見たらしく、漁の最中に沖を見ていたら4〜5匹で連なって泳いでいる猪を発見したそうです。先頭の尻尾を2頭目が咥え、2頭目の尻尾を3頭目が咥え…というように「猪ソーセージ」の状態で泳いでいたとのこと。チームプレーによって遠泳が可能なようです。賢い…

で、上陸した猪がこの10年余りで爆発的に殖えて農作物に被害を及ぼすようになったそうな。

危険を肌で感じました

夜間は特に車の運転に気をつけないと危ないです。

過去に用事で島の北部に夜10時頃車を走らせていたら、前方左方向に黒い大きな影を発見。最初何か分からずそのまま走行していたら黒い影はすごいスピードで進行方向に向かって近づいてくる。ようやくヘッドライトの明かりに照らされた黒い影の正体は推定200kg程度の巨大猪!

急ブレーキで難を逃れましたが当たっていたら車ごと大破でした…そんなこともあり得るので夜間走行時には必ずハイビームで走行することをオススメします。

島内に猟友会があり、毎年駆除を行なっていますが今となっては焼け石らしく、猟友会も高齢化で人数が減っており、今後さらに猪が殖えてくると人口を超えてくる可能性が高いです。

猪としては平戸で生活難に陥り食べ物と安住を求めて渡ってきたのでしょうけど、離島こそ食糧難に陥りやすいので、また違う島に渡り行く可能性もあります。因みに隣の小値賀島や野崎島には今の所猪は見つかっていないそうです(野崎島には鹿が大量にいます)。

全国的に野生動物の被害が深刻化しているようですが、宇久島も然り。

ワイヤーメッシュ

宇久島の最も大きい被害は農作物であるサツマイモ畑や田んぼ。一度田畑に入られると作物を盗られるだけでなく、土に獣臭が付く(かなり臭い)から死活問題だそうです。

そこでワイヤーメッシュと言う金網で畑を全方位囲んで入ってこれないようにしていますが、島ではこれが道沿い延々と続いています。

道の両脇にあるのがワイヤーメッシュ

このまま高齢化が進むと猪王国になる恐れもあり、早急な対策が求められています。

おすすめの記事