船でしか来ることができない島

昨日、佐世保へ行きました。事前に時化予報が出ていましたが、フェリーなら欠航も無いレベルの波風だったのでそこまで深く考えずに島を離れ、用事(子どもの展示会の作品を見に行ってた)を済ませ、帰りの船を待つことに。

するとスマホに悲しいお知らせ。

「夕方の宇久平便は欠航します。」

まさかの欠航連絡。。

慌ててホテルを探しますが、最近(1~2年前くらい)とにかく佐世保は金曜土曜のホテルがとれない。とれても高い。

色々探してなんとかホテル確保でき、値段も普通だったので安堵したのですが、島に住んでいるとまさかの「帰れない事案」が発生します。そう、船が来ないと帰れない。

宇久島への交通手段は船しかありません。その船も高速船、フェリーのみで、フェリーだけは博多から直行便もあるのですが、その日に帰ることのできる命運は商船会社が持っているという、離島ならではの交通事情です。

結局今朝のフェリー便が出港したので帰ってこれましたが、本土に住んでいるとかからない、思わぬ出費があるので注意が必要です。島で暮らしている日常ではほとんどお金かからないけどね。

風を読むようになる。

思わぬ出費と計画が狂う事を防ぐために、やはり先を読む力が必要です。

風の予報を見ることで、今日は寒くなる、雨が降りやすい、釣り場はここが風裏だ、などなど島暮らしで先を読む力が付くようになるので、もはや必須スキルと言えます。

波と潮位を見ると船がどれくらい揺れるのかがわかります。酔い易い人は必ず調べてた方が良いです。

例えば、大潮時の干潮に向かった潮流のある時間帯は非常に揺れます。潮位差がある時は揺れる。波も波の高さが2mを超えてくる頃から船が動揺しだします。更に詳しい天気予報アプリだとうねりの周期も知らせてくれるので、酔い止めを飲むタイミングもわかります。

だいたい宇久へ来る時の風は五島海上沖で10mが揺れる基準で見ています。高速船は10mで欠航の判断をしているようです。

仕事柄出張も多いのでよく予報を何種類も調べていると、知らない間に予報を見る習慣が身につきました。絶対島で住むなら持っていた方が良いスキルなので、移住する人がいたら、真っ先に予報を見る習慣を身に着けてください。

それでも今回のような「まさか!」という出来事は起こる(10年住んでいて今回2回目)ので、日帰りで島を出る用事があっても、荷物にならない程度の泊準備は必要だと感じましたw

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