都会も離島も関係ない話ですが…

最近某TV局の影響でACのCMが目に入る機会が多く、某ギャルタレントが防災リュックの重要性について紹介してました。

実際、近年洒落にならない災害が頻発しており、いや災害になったら尋常じゃないレベルのものが増え、否応なく防災意識が高められています。

都会には都会なりの危険性がありますが、離島では離島なりの危険性も存在します。

特に離島に住んで気がけるようになった事についていくつか気付きがあったので書いておきます。

海が近い(地震・大雨)

真っ先に思い浮かぶのが、海が近い。てか海に囲まれている。

自分が住んでいる平地区は海抜が低く万一津波でも押し寄せてきたら大きな影響が出る可能性が高いです。避難場所とされている小学校等は高台にあるので安全とされていますが、やはり東日本大震災の映像等を見ていると安全とされている場所でも、それを凌駕する自然の恐怖は拭いきれません。

万一の際は行政の防災主導で動くことも大切ですが、それ以上に自発的に避難・防災が必要だと感じます。

地震が来たら
  • 職場で災害速報が出た場合は身の回りのものだけ持って避難。
  • 自宅で災害速報が出た場合は防災グッズを持参し避難する。
  • 家族の安否確認。状況を見て全員集結させる(迎えに行く、避難所で集う、等)。
  • 避難の基本は車。車中泊も想定し、車内に最低限の防災品を備える。
津波が来たら
  • 職場で災害速報が出た場合は身の回りのものだけ持って避難。
  • 自宅で災害速報が出た場合は防災グッズを持参し避難する。
  • 速やかに家族を捕まえ、城ヶ岳展望台へ向かう。
  • 避難の基本は車。車中泊も想定し、車内に最低限の防災品を備える。

海が近い分、特に津波に対する防災意識を心掛けておかないと、津波が到達してからでは車での避難もできなくなるので初期対応が特に重要です。

また、宇久島は地震が相対的に少ないエリアで、大きな地震に対する慣れがありません。ですので万一発生した場合、相当混乱することが予想されるので、大きな地震を経験された方はその時の対処を思い出してください。

身近な災害(台風・大雨)

台風や大雨は頻繁に起きる自然災害の一つ。特に五島列島は台風の通り道にもなっているので、風に対する防災は常日ごろ心掛ける必要があります。

最近では大雨についても降ると過去最高の降水量を更新しまくっているので降り続くと怖いです。地盤が緩み様々な場所で崖崩れなども起きますので高低差のある場所の近くからは避難が必要です。

過去、宇久地区においても大雨特別警報が発令されました。冠水する地区も発生し、家屋の雨漏り等も頻発しています。川の氾濫も十分に気を付ける必要があります。宇久の川は大きくはないので、集中して雨水が川に流れ込みます。

雨の場合、避難所への避難も難しいのが厄介なところで、降り始めや事前に予測されていれば問題ありませんが、突然発生することがあるというのが一番の要因。この場合は自宅や社内で過ごさざるを得ないのですが、こまめに家族との安否確認、外の状況を確認し、雨が落ち着いてきたら速やかに避難を開始します、

台風は事前に予測ができるので、最大限の防災準備をしてやり過ごします。

台風で最も厄介なのが停電。台風が上陸した場合、ほぼ停電すると思ってください。夏〜初秋に上陸することがほとんどですので若干高価ですが、大容量の発電機を備える事を強く推奨します。エアコンが使える容量のものを必ず備えるべきです。

エアコンはじめ冷凍庫も使えるようなサイズが安心です。とりあえず発電機があれば屋内待機で過ごせます。

宇久はほとんどが木造住宅で、沖縄と違い鉄筋住宅は少ないのですが、何故か台風にはある程度強い家屋が多い印象です。流石に940hpaとかのレベルだと厳しそうですが、ある程度は耐えてくれるようです。

因みに我が家はけっこう南東の風が当たると吹っ飛んでいきそうな場所に建てられていますが、今のところ庭の樹数本と鬼瓦2枚を持っていかれただけでなんとかなっています。

それより雨戸をしていてもほんの隙間から吹き上げてくる雨水に対して用心が必要で、台風後の後片付けに直結するので、窓の桟にタオルを敷き詰めておくことをオススメします。

※現在この木々は全て根こそぎありません。

冗談抜きで強烈な台風が来た時は行政センターに避難しましたが、やはり停電による影響で猛烈な熱帯夜を過ごした事が発電機購入につながりました。

その後蓄電型のバッテリーも購入し、緊急時にどこで家電とスマホを利用できる環境づくりを整えていってます。

備えあれば憂いなし

離島ならではの防災準備について書きました。

この他に最重要なものが水と食料。船による供給がすべての島なので事前に備蓄しておくことが都会以上に重要です。実際に非常食や水の備蓄は定期的に入れ替えながら行っています。

普通の時化で船が2日3日欠航してもスーパーからは食料が無くなります。

なので必ず自宅に備蓄は少し多めにしておく事は災害時における言わば「当たり前」と思っています。備蓄をしておくことで、スーパーの在庫がより多くの人に行き渡ると考えれば凄く大切な事と思います。

バーっと駆け足で書いてみましたが、追記があれば随時更新していきたいと思います。

おすすめの記事